(今さら)CLASS ROOM Vol.1の感想など。

去年京都であったCLASS ROOM Vol.1というイベントに参加したときのお話。

スピーカーは河和田アートキャンプの片木さん、澤さん、そして永田さん。
内容はめちゃめちゃよかった。

印象深かったのは永田さんのててて見本市の話。
その土地の人たちにとってはゴミで不要なもの(けれどよそ者にとっては珍しいもの)を加工しなおして商品にしたり。たとえば、蜂の巣でろうをつくるだとか。

片木さんは、河和田アートキャンプの話で、実際に現地で生活しないと見えてこないものの話をしていた。
ただ訪れるんじゃなくて、その土地で暮らしてみること。
でないと伝わらないし、信じてもらえないし、中に入れない。

「東京者はどこまでも、よそ者」という話もあった。

永田さんの話で、ヨソモノ、ワカモノ、バカモノ、という言葉がでてきたときのこと。
片木さんがこれに一言つけたして、ホンモノ、をこれからは最後につけないといけないね、と言っていたことが印象深い。
永田さんは、失敗したら責任はよそ者のせい。それを追う覚悟でいっているといっていた。
うまくいったら、最初の難しいとこまでやって、ある程度のとこまでやったら、やっぱり中の人に託した方がいいので、そうできるようにやっている、のだそう。

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私は、WEBに限らず、広告や他の分野でも、クリエイターはクリエイティブの力を過信しすぎてないかな?と感じるときがある。
デザインの力で何もかも解決できるとは思わないし、そのようなことを聴くと、デザイナーの傲慢のように感じることもある。

けれど、デザインやWEBなど、何かの専門家だからこそできることもあるのだろうな、とも思う。
たまに驚くような成功事例を耳にすることだってある。すべてがデザインやクリエイティブの力だとは思わないけれど、きっかけのひとつにはなっているのだとは思う。

CLASS ROOMの懇親会で、
「自分の子ども時代の当たり前が、隣人にとっては当たり前じゃなくてまた不思議なものだったりする」
と誰かがいっていた。誰だったかは忘れてしまったけれど。

難しそうと思っていても、意外にやってみたら簡単だったりできることって多いのかもしれない。

よいイベントだったので2回以降も参加したかったのだけれど、ことごとく日程があわず未だ参加できていません。またやらないかなー。
(大阪にいなかった、入籍日だった、日本にいなかった、等など・・・orz)